M-ji, M.D., Ph.D.

Life is Short Eat Dessert First

パッドなしタイツを愛する理由

真冬の時期にRaphaのクラシックウインタータイツのパッドなしを愛用している。着心地、生地の厚さ、締め付け感、どれをとっても今の自分に合っているので同じタイツを2つ持っているぐらいである。

今はRaphaの公式サイト上ではパッド「あり」は販売されているが、パッド「なし」は販売されていない。おそらく多くの人はパッド「あり」を求めていて、パッド「なし」は求められていなかったのだろうと思う。冬の週末にライドするぐらいであれば、パッドが付いていてすぐにスッとはくことができたほうがいいに決まっている。

では、パッドなしタイツを愛する理由はなんだろうか。

ほぼ毎日往復50kmの自転車通勤をしている。真冬でもそれなりに汗をかくし、皮膚に直接触れる服については、清潔を保つ意味でも毎日洗濯したい。パッドありのタイツだと毎日洗う必要があり、タイツを最低でも3つは用意しないといけない。洗うにしてもかさばるし、洗う頻度が多くなると生地も痛む。古くなった透けそうなレーパンを中にはいて、それからパッドなしのタイツをはけば、中のレーパンだけ洗えば済むし、世間様に見せることができない古いレーパンの利用価値も存続する。

先日、まだ半年ぐらいしかはいていないレーパンのお尻部分の縫製がほつれてしまい、穴が開いてしまった。町の洋服修理屋に持っていったら、パッドが内部にあるため修理が難しいと言われ断れてしまった。同時に持って行ったコアウインタータイツのパッドなしのお尻の穴については修理が可能ということで2000円で修理してくれた。

洗濯、古いレーパンの利用、修理し長きに渡って使用する、という点が、パッドなしタイツを愛する理由なのである。

Raphaのリペアサービスはなくなり、リペアの代わりにバウチャーとなり、パッドなしタイツは販売されなくなってしまった。消費社会の流れなのだろうか。

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町の洋服修理屋がきれいに直してくれた。