M-ji, M.D., Ph.D.

Life is Short Eat Dessert First

Canyon Lux Trail CF 7

我が家にMTBがやってきたのが2015年6月。Canyonのアルミのハードテイルモデルだった。現在に至るまでSDA王滝やXCレース、トレイルライドなどで大活躍した。自転車の楽しみ方の幅が広がり、仲間も増えた。本当に買って良かった。これからMTBを始めたいという人は、価格帯が抑えられているアルミのハードテイルでも十分にレースやトレイルライドを楽しむことができるのでオススメである。
5年ほどMTBを乗ってきて、それなりに限界も感じ始めた。SDA王滝ではハードテイルなので常に振動が身体を襲い、腕が痺れ、腰が崩壊した。トレイルライドではヘッド角が立っていてドロッパーシートポストがないのでドロップを含む下りで前転しそうになる。まあ簡単に言うと、自分のスキルはさておき、より高性能で快適なMTBに乗りたくなってしまったわけだ。
ここ1年ぐらいずっとMTBを探し続けていた。なかなかこれだ!というものに出会えないのと、コロナの影響で世界的な需要の増加に伴い人気のあるMTBは販売されるとマーケットから消滅してしまい買うこともできない状況が続いていた。興味のあったエンデューロモデルについては下りには良いが、いささかトレイルライドでは重量がネックだった。
最近CanyonからPure XCモデルであるLuxをトレイルライド向けにした仕様が登場した。いわゆるダウンカントリーモデルである。これならSDA王滝でもXCレースでもトレイルライドでもかなり守備範囲が広く活躍することができる。一目見たときからピンときてしまい、一気にポチってしまった。


Lux Trail CF 7
HA:70→67.5度
フォークのストローク:100→120mm
リアショックのストローク:100→110mm
標準タイヤ:前2.2→2.4、後2.2→2.35
リアバックはLuxから流用、フロントのメインフレームは新設計
リーチはLux+20mm
ロング&スラックな最新ジオメトリー
リム 幅内径30mm


備忘録:
総合的にとても良い。車重が11.7kgと軽いのでハードテイルと同様の軽快さがある。まず漕ぎ出しが軽い。ロードやトレイルのアプローチでは前後サスのロックアウトが便利。ロードではロックアウトや車重の軽さのため、トレイルへの自走は余裕であろう。近所のトレイルを走ってみて、今日は雨上がりのウェット、そしてシーラントを入れたばかりでタイヤの空気圧を2.0barにしていた(乗り心地が良いので空気圧を落とすのをすっかり忘れていた。1.5barぐらいには落とせそう)。それでもフルサスは素晴らしい。下からの突き上げが少なく、体に優しく乗りやすい。サスペンションフォークにFOX34が入っていて、フロントのタイヤがグリップ重視のやや重いタイヤなので、少しフロントヘビーに感じた。リアのタイヤは転がり抵抗が少ないタイヤでノブが低い。空気圧が高かったしウェットだったのであまりグリップしなかった。ドロッパーシートポストは偉大。これは便利だし恐怖感が薄まるだろう。クランク34T、スプロケット(10-51T)の組み合わせは、激坂でも大丈夫だった。32Tに変えなくて良いか。フロントの変速をしなくていいので楽だった。ブレーキパッドはレジン。ブレーキローターはHayes。なぜシマノではないのか? ブレーキは効くが好きなフィーリングではない。ブレーキはかっちり効くのが好みなので、落ち着いたらシマノのローター、メタルパッドに交換しよう。身長170cmでサイズSはちょうど良い。乗車姿勢や乗り味はいたってノーマルですぐに慣れそう。
おそらく日本のトレイルライドにはベストである。SDA王滝、エンデューロクロスカントリーも十分守備範囲なバイクだろう。まだがっつりとトレイルライドをしていないが、良い予感しかしない。これは楽しみだ。

サスペンションフォーク 75psi リバウンド10クリック 
リアショック 130psi

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リアタイヤは2.35。転がり抵抗少な目。

 

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フロントは2.4。かなりゴツくグリップ重視。やや重たさを感じる。フロントにグリップ重視のタイヤ、リアに抵抗が少ないタイヤを装着するのが最近の流れなのか。

 

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初めてのドロッパーシートポスト。慣れが必要そう。

 

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ロックアウトやドロッパー、ブレーキ、ギアなどコードがわちゃわちゃしている。これが嫌な人はスラムの電動がいいだろう。

 

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あまり下まで下がらないがこんなものか。

 

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チューブレス化はしやすかった。

 

 

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無駄にXTR。当たり前だが、かっちりとしたフィーリングが素晴らしい。

 

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ボトルケージが2本装着できる。

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