M-ji, M.D., Ph.D.

Life is Short Eat Dessert First

Canyon購入の注意点

現在に至るで、GrandCanyon AL SLX 8.9、Inflite CF SL 8.0、そしてLux Trail CF7とCanyonで3台購入した。

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おそらく日本ではCanyonの購入に関してはベテランの域(笑)なのではなかろうか。

そこで細かな注意点をまとめてみた。

 

カード決済が拒否される

Canyonのサイトはしっかりとした違和感のない日本語で記載されていて、日本の代理店から購入しているかのような錯覚に陥るが、ドイツのサイトに繋がっていてドイツから購入することになる。3台ともVISAのカード決済を拒否され、カード会社に連絡をした。時間があるときには悠長に電話をすればいいのだが、今回のLuxについては発売と同時に完売を予測され、お目当てではなかったカラーについてはすでに売り切れていた。それ故に早く決済をしたかった。最近の日本の人を介するサービスの低下は目に余るが、電話サポートについても同様である。まず電話しても繋がらない、そして事情を説明して担当部署に回される。また一から説明する。後からこうしてブログで記していると、小さなことのように思えるが、焦っている時のやりとりはとてもストレスがたまり焦燥感がつのる。やっと担当部署につながったのが30分後。そこで本人確認のための、生年月日、住所など。質問で返答に窮したのが、「最近カード決済したものは何か?」 おーい。日々の生活が忙しいので通販などカード決済ばかりなのに。。。「水」と返答したら、「その水の銘柄は?」 おーい!!! 慌ててAmazonの購入履歴を確認した。

最近はカードの不正利用防止のため、海外サイトでの高額決済については拒否されることが多いと。すぐにブロックを解除してもらい決済することができたが、結局、決済まで1時間は掛かったのではなかろうか。苛々も募っていて、電話オペレーターに今回の様な海外サイトでの決済は今後どうしたらいいか質問をぶつけた。そうしたら事前にご連絡いただければ、ブロックを解除するとのことだった。Canyonにてスムーズに決済したい場合は、カード会社にもよるが、事前の連絡をしておいたほうが良いだろう。

 

輸送時のトラブル

3台購入して今までに大きなトラブルはない。今回のLux Trailでは段ボールに穴が開いていたので慌てて中身を確認したが、特に傷などはなかった。海外から輸送されるので、海外ではどのように扱われているか分からないが、丁寧に扱われていない場合もあるだろう。トラブルが生じた場合は、英語?ドイツ語?でのやりとりが必要になってくるので、毎回冷や冷やしている。段ボール内でのパッキングはすごく工夫がされており、普通の扱われ方だと自転車が壊れる事はないだろう。

 

最初の1台にCanyonは勧めない

なぜ3台もCanyonを購入したのか。まずは格好が良いから。あくまでも個人的な嗜好なのだがCanyonのデザインや世界観が好きなのだろう。スペシャライズドやトレックもとても良いバイクだと思う。しかし付加価値やブランドイメージというか割高感が否めない。まだまだCanyonはリーズナブルである。自転車を趣味にしていると、ジオメトリーを見るとなんとなく自分のフレームサイズが分かってくるし、組み立てに際しても詳細な知識がなくてもスムーズに組み立てられる。しかしCanyonを最初の1台にするにはちょっと厳しいのではないかと思う。サイズ選び、組み立て、トラブル時の対応、メンテナンスなどなど。少し自転車に詳しくなってきて2台目に購入しようかなという人にはお勧めである。でもなんでも自分で調べてやってみようという人にはいいと思う。

 

オーバーホールなどの維持をどうするか

なんでも自転車のことは自分でやってしまう、という人は尊敬します。自分もそうなりたい笑。MTBはトレイルに行って転倒するし、様々な箇所がトラブルを起こすし、ブレーキも油圧だし、本当は自分でなんでもできた方がいいのだけれども、ショップのお世話になることが多い。建前上どんな自転車でもみますよというショップは多いけれども、いきなりトラブルが起きているCanyonを一見さんが持ち込んだらどうなるだろう。「ところであなたは誰で、うちで購入していない壊れているCanyonをすぐに直してほしいのですね?」 ということになりかねない。文章として言い表せないような微妙な冷たい空気が流れるのである。信頼できるショップと良い関係を築けていて、技術に対する対価も理解しているので、CanyonやRITTEをずっとみてもらっているが、Canyonユーザーは皆さんどうしているのだろう。自転車のことは自分でなんでもやってしまう、もしくは理解のあるショップと良い関係にあるという人は向いていると思う。

 

手持ちの工具で組み立てられないことも

今までの2台は大丈夫だったのだが、Lux Trailに関してはドロッパーシートポストのレバーを装着するにあたって通常のアーレンキーだと、隙間に入れることができずに首が短いアーレンキーが必要であった。

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それと、なぜかチェーン落ちを防止するチェーンガイドが付いているにも関わらず、チェーン落ちしていた。チェーンガイドを緩めてからチェーンを装着して、再びチェーンガイドを締め直さなければならなかった。通常のアーレンキーだとチェーンが邪魔して回すことができないので、ボールポイントのアーレンキーが必要であった。

簡易のトルクレンチで十分組み立てられるのだが、きちんとしたトルクレンチもあった方がベターだろう。今はCanyonの組み立てをやってくれるショップもあるようだ。Canyonから自宅ではなくショップに送ってもらい、ショップで完成したCanyonを受け取ることもできるらしい。初めての自転車の場合や機材をいじるのが苦手な人でもハードルが下がるのではないだろうか。

 

完売のことが多い

以下Canyonサイトより
「私たちが愛するサイクルスポーツが、世界中で急速にファンを増やしているのはとても喜ばしいことです。ご存知かもしれませんが、コロナ禍に端を発する世界的な自転車ブームにより、需要が大幅に増加しています。そうした状況下でも、昨年キャニオンはお客様からのご注文にお応えすることができ、配送量を2倍に増やし、全注文の約90%を納期通りにお届けすることができました。もちろん私たちの目標はいつでも100%、完璧を目指しております。 

しかしながら現在、自転車業界全体が新たな課題に直面しています。今後はこれまでのレベルの納期の信頼性を維持することが、極めて難しいことが予測されています。これは自転車を構成する部品やコンポーネント製造の不確実性が原因であり、現在、多くのバイクメーカーが同じように影響を受けています。要するに、現時点で入手できる部品やコンポーネントがあまりにも少なく、またサプライヤーが約束した納期に間に合わないことも多く、さらにコロナウイルスパンデミックによる輸送のキャパシティが限られているため、商品の国際的な輸送が制限されているのです。」

自分の欲しい自転車はどのような自転車なのかをしっかりと決めておく。facebookやメールなどでCanyonの情報をスムーズに受け取れるようにしておく。人気モデルは発売日から数日で完売となることも珍しくない。今回のLux Trail CF7も数日で完売となり、現在は購入できなくなっている。自分にマッチした自転車が発売されたら、間髪入れずにポチった方が良い。お金はあるけれども、欲しい自転車が買えないという状況は今後もしばらく続くであろう。特にシマノコンポーネントの供給がかなり遅れている。現にLux Trail CF7のローターはシマノ ではなかった。シマノ ローターの供給が遅れているのではないか。シマノ コンポーネントMTBを一番手っ取り早く簡単に購入する方法は、Canyonで発売日にポチることだ。

 

チューブレス 化の準備をしておく

確か最初に購入したGrandCanyon AL SLX 8.9の時にはチューブレス バルブ が付属品でついていた記憶があるが、Inflite CF SL 8.0、Lux Trail CF7にはついてこなかった。MTBやCXはもはやチューブレス が基本であるので、チューブレス バルブ が付属品としてついてきてくれるとありがたい。到着してからすぐにチューブレス にしたいという人はシーラント やチューブレス バルブ を購入しておいた方が良い。

 

小物を一緒に購入しておく

ハンガーやボトル、ペダル、アパレルなど、送料が掛からないように必要な小物は一緒に購入した方が良い。