2015秋、2016春秋、2017春、2018春、2019春秋、2022秋となんと今回で8回目の王滝。もう「常連」を名乗って許されるだろうか。
2016秋100kmを除いて全て42kmでの出場。
4時45分にトイレに行ったらもう大行列。ウォッシュレットがあって安心。これで肛門の安全が保証された。
軽量化が終わったら準備の8割は終わったと言える。
100km組のスタート地点。MTBerの朝は早い。
軽量化も済み、ウエアを着替えたりして0534に出発した。100km組の6時スタートの後に出発しようかとも話していたが、結果的にはこの時間に出発して正解だった。
いいペースで走っている集団がいて、そのペースに合わせていたらかなり汗をかいた。例年は40分ほどで到着しているが、今回は33分なのでかなり速いペースだった。さっそくバイクを並べた。結局前から3列目ぐらいになった。
LUX TrailでのSDA王滝初参加。
滝越地区は青空も出ていて天気予報とは正反対の快晴だった。ちょうどチャリダーの取材班も来ていた。
100kmのパレード走行はなかなか圧巻だった。やはり先頭集団のペースは速かった。
パレードが過ぎてから最後の軽量化をした。ここにもウォッシュレットがあって一安心。肛門が不潔なままライドをしてると肛門が痛くなってくるのでウォシュレットは必須である。一応お尻ふきを持参していたが使わなくて済んだ。
いつもは7時スタートだが、前回から8時スタート。
やはりスタートはいつも緊張する。3年ぶりのSDA王滝。期待と不安で気持ちが溢れそうだった。いつもの「ポワーン!」で一斉にスタートした。
舗装区間は短く、いきなりダートに突入した。やはり体重が重く乗り込み不足で、どんどんと後ろから抜かれていった。ここで焦っても仕方がないので、ひたすら自分のペースで漕ぎ続けた。ここからひたすら上りの1時間(途中1回の短い下りはあるが)。
頂上付近は、がれた急勾配の上りで休みどころがなく本当に辛い。かなりの人数に抜かれたのではなかろうか。しかし下りでは「あれ?なんでみんなこんなにゆっくり下るの」と思うほど、自分が安全マージンをとって下っているにもかかわらず、圧倒的に下りが速くなっていた。
やはりこれはLUX Trailがダウンカントリーの味付けのバイクでもあるし、最近の下り系トレイルや富士見パノラマの成果もあいまってだろう。安全に速く下れるようになったのは大きな成果だった。
1周回したところで、給水に立ち寄り、脚が攣る感覚があったので電解質タブレットと芍薬甘草湯を摂取した。それでも2周回目の上りで盛大に両脚の脹脛が攣り始めた。やはりこの暑さと高強度、脱水、乗り込み不足、体重など悪い条件が重なったのだろう。最初はストレッチしながら乗っていたが、次第に太腿の前も攣り始めた。もう両脚がこれ以上はやめてくれと悲鳴をあげ出した。再び芍薬甘草湯を摂取したが、もう効果はなかった。両脚が攣りながら休みどころがない上りを上り続けるという、もう精神修行にしか思えなかった。
王滝の上りで押しが入ったのは初めてかも、、、
スタートして27km地点の頂上についた時には抜け殻のようになっていた。あとは下るだけ。「上りはいいけれども、下りが怖くて仕方がない」SDA王滝参加最初の頃は言っていたっけ。下りが安心して下れるようになった。フルサス、FOX34のサス、ダウンカントリーなジオメトリー、ドロッパーシートポスト、リム30mmの太さにIKON2.35の太めのタイヤ。全てが王滝の下りにマッチしていた。
特にドロッパーシートポストの恩恵は大きい。ドロッパーがない時ってどうやって下っていたんだっけと思うほど、下りでは安心して下ることができた。重心が低いとこうも安定するのか。
上りで抜かされた人たちを抜いて、なんとかゴールをした。ちょうど100km組もゴールをしていたのでゴール地点では結構な人がいた。
総合33位、年代別14位。
ダジャさんは総合8位、年代別1位だった。素晴らしい!
自分の結果だけ見ると大したことはないが、無事にSDA王滝に参加でき怪我やメカトラブルなく帰還できたので良しとしよう。欲を言えば、もう少し体重を落として高負荷なトレーニングをすれば上位に食い込めると思う。
帰りの駐車場まで池田選手や永田選手の後ろを走っていたが、体の作りや脚の筋肉が素晴らしかった。特に永田選手の大きな身体が際立っていた。本来はエンデューロの選手だが、初めて出場した王滝100kmの部で3位って凄すぎる。一体どんなフィジカルをしているのだろうか。
松原スポーツ公園でダジャさんと合流してお互いの健闘を称えあった。
どうやらシートの固定が緩むというメカトラがあったらしい。それでもこの順位は素晴らしい。
着替えをしたり、帰る準備をして13時前に出発した。途中で雨が降ったりした。晴れた天気のもとレースができて本当によかった。天に恵まれた。
帰りは恒例の小仏トンネル付近の渋滞で4時間40分ほどかかった。
帰宅後は荷物を下ろして自転車をざっと水で洗った。
備忘録
自転車:LUX Trail CF 7
フォーク:FOX34 Stepcast Performance Elite 3-Pos Remote 75psi 、リバウンド真ん中
ショック:Fox Float DPS Performace Elite 3-Pos Remote 150psi
タイヤ:MAXXIS IKON 2.35 前後1.4bar
着衣:乗る練習ジャージ、ビオレーサービブ、Raphaアンダー、Raphaソックス、スペシャライズドフルフィンガーグローブ、KASKヘルメット、オークリープリズムローライト
持ち物:チューブ2本、タイヤブート、携帯ポンプ、タイヤレバー、携帯工具、パンク修理キット、ミッシングリンク、雨具、
補給食:芍薬甘草湯2P、緑十字電解質タブレット0.5袋。750mlのボトルにCCDを2袋、500mlのボトルにCCDを1袋入れた。途中で水を750ml補給した。
レース前にバナナ1本、ジェル2本、芍薬甘草湯1P
今回のコース
全く休みどころはなく、上りor 下りです。
反省
圧倒的なフィジカルの不足、体重を落とすべき。タイヤの空気圧は1.35もしくは1.3barで良いか。暑くて汗をかいた。電解質タブレット、塩、ジェルはもう少しあっても良いか。
来年の自分へ「土曜日外来は閉じて王滝へ向かえ!」