妻実家の福岡への帰省だが、今回は飛行機ではなくフェリー。初の試み。荷物や自転車を車に積めるし、ゆるやかに流れる船内の時間、海上から眺める朝日に照らされた富士山、海や空の濃い青、たかがフェリーですが船旅は慌ただしい日常を切り離してくれる。朝風呂サウナで完全に整ってしまった。
……と完全オフな気持ちでいたら、詳細は省くが「ご搭乗されているお客様の中にお医者様もしくは医療従事者の方はいませんか」の急患対応の要請が！こういう時って救急やメジャー科医ではないので葛藤があるのだが、一緒に登場した耳鼻科（のちに判明）の先生と診療をした。とても船の上でどうにかなるような容態ではなかった。なんとか海上保安庁巡視船に引き継ぎをして事なきを得た。そんなこんなで波瀾万丈な夏休みのスタートとなった。
夜に新門司港に到着した。21時間の船旅が終わった。夜の高速道路はトラックだらけだった。なんとか妻の実家に到着してそこから酒を飲んだ。
自転車や荷物は詰め放題で、こんな非常事態がなければ昼寝もし放題。レストランもまあまあでお風呂やサウナもついている。ジムにあるようなランニングやサイクリングのマシンも置いてあった。料金は家族4人で飛行機で帰省するよりも若干安いぐらい。とても気に入ったので、これから福岡への帰省はフェリーにしようと思った。
