自転車通勤中にスポークが破損してしまったので、組んでもらったPAXCYCLEに送って修理をしていただいた。最初は、非常に素人的な考えで、スポークを1本だけかえて、ちょこっと振れ取りするだけだと安易に考えていた。しかしPAXからはスポークの2本交換、ニップル全交換の組み直しだった。プロのホイール屋さんに意見するつもりはないし、全面的にお任せでお願いして、完璧に仕上がって返ってきた。
しかし、なんでだろう。なぜこのような修理内容になったのか、気になってメールで問い合わせをしてみた。
回答をサマライズすると
・ホイールの組みなおしに際して、破損スポークの他に曲がっているスポークがあった。
・スポークを１本だけを交換して組む場合と、全てのスポークを最初から組みなおす場合には、後者の方が精度を出すことができる。
・破損箇所だけの修理だと、劣化の状態がその箇所だけ変わるため、他のところに影響が出やすい。次のスポーク＆ニップルトラブルを誘発させる可能性がある。
・リムにダメージ（リムのゆがみがあるかどうか）を確認する為に、一度リムを単体にする必要がある。
・どうせ組むのであればニップルは全交換が確実に早く精度よく組める
スポークが1本破損したから1本だけを直すという単純なことではなく、他の不具合がないかの確認、劣化の程度や精度の問題があるということがよく分かった。
PAXCYCLEには丁寧なご回答、そしてプロの仕事を施していただき感謝いたします。
こうやってトラブルがあっても、修理が可能で長く付き合っていくことができるのが、手組みホイールの良さなのだろう。
