M-ji, M.D., Ph.D.

Life is Short Eat Dessert First

オリンピックMTB女子観戦へ

楽しみにしていたオリンピックMTB女子の観戦へ。

台風が来ていて天気が不安定なので、前日から何度も天気予報を確認していた。毎回チェックするごとに天気予報が変わるので困った。

当日起きると雨音がして、激しく降ったりやんだりの繰り返しだった。色々と用意をして9時ごろに出発した。道路は空いていた。家族は知っている選手がいないMTB観戦に行くことに全然乗り気ではなかったので、お昼に御馳走するからとリサーチしてあった鰻屋さんに行った。専門店らしく昔ながらの雰囲気だった。

DIで提供される弁当の鰻と違い、その場で捌いて調理される鰻は絶品だった。

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ホクホクで鰻の油が口の中で溶けていく。

お腹いっぱいになってから、駐車場のある長岡体育館へ行った。少し雨が小降りになってきた。駐車場に車を止めてからシャトルバスで会場へ。おおよそ30分弱だった。

普段のレース会場とは違い、空港のような通過するタイプの探知機、そして荷物チェックと飲料がある場合は飲料を飲む事を要求される。

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普通のレースと違ってかなりチェックが厳しかった。さすがオリンピック。警察官や警察犬まで導入されていた。ボランティアの数も多く、会場のアナウンスや音楽も流れていて、それなりに盛り上がっていた。本来であれば海外からの観客なども多く、もっと盛り上がっていたのだろう。

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まずはコースを知るために歩いてコースを回った。以前にレースでここを走った事があるが、全くその面影はなく、難易度も相当上がっていた。しかも雨でウェットだしすごいレースになりそうだ。

ちょうどBBQのメンバーやひびきさんに遭遇した。お話ができて良かった。

この頃には雨も止んでいたが、湿度と気温が高くて相当蒸し暑かった。

前日にマチュー が転倒したさくらドロップにはラダーが掛けられていた。なるほど女子の場合はレースでも掛けたままになるのか。路面状況はウェットだった。レースまで1時間以上間が空いていたが、コース内をウロウロとしたり、選手の試走を見たり、お話をしたりで比較的あっという間に時間が過ぎていったが、妻子はぐだぐだで待ちくたびれたようだった汗。

Jolanda Neff姉さんはアップの時から美しい。

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いよいよレーススタート。ものすごい速さで目の前を通り過ぎていった。そしていきなりの激坂、ロックセクション、橋と続いた。

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橋の時点でずいぶんと差が生じていた。

ダウンチューブに蛇腹の泥除けを装着していたが、意味があるのだろうか?

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今井美穂選手も頑張っていた。

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その後は会場内をウロウロとしながら場所を変えて選手の走りをみた。トレイルでもドライとウェットでは難易度にかなりの差が出てくるので、経験豊かな選手が有利だったのではないだろうか。すぐにJolanda選手が先頭を走るようになり、スイスの2選手が続いた。圧倒的にJolanda選手が先行していた。何しろ美しいし安定して速い。

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他のMTBコースをよく知っているわけではないが、このオリンピックコースはさくらドロップや他のロックセクションなどかなり難易度が高いのではないだろうか。しかも今日はウェットだし。

コスモスが咲いていたり、難易度が高いだけではなくコースがとても綺麗だった。

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今年2021年のクロスカントリーW杯の全4戦すべてを圧勝しているLoana Lecomte選手はあまり調子良さそうではなかった。ドライコンディションだったらまた違っていたか。

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がんばれ今井選手!

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圧倒的な差でJolanda選手が優勝。最後にコーナーで写真を撮っていたけれども、自分の目の前1mのところでゴール目前の走りを見て、選手の息遣いまで感じられて感動だった。

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おそらく完全ドライなレース環境であったらレースの展開は変わっていたのではないだろうか。ウェットでより難易度が上がり、経験豊富なJolanda選手に有利にはたらいたのかもしれない。スイス勢が表彰台を独占していた。スイス勢の底力はすごい。

 

 

おそらく自分が生きているうちに自国開催はないであろう東京オリンピック。様々な議論がある中での開催となりましたが、幸運にもマウンテンバイク競技を観戦することができました。
特に今回のオリンピックは子供に観させてあげることが出来たのが何より嬉しかった。きっと学校のなかでも唯一のオリンピック観戦者になったんじゃないのかな。というのは自己満足で、暑いだの知っている人がいないだの不満ばかりでしたが、何かを感じ取ってくれたのではないだろうか。
僕自身は単純なので、すごく刺激を受けてもっと人生頑張れるのではないかとパワーをもらったのでした。