M-ji, M.D., Ph.D.

Life is Short Eat Dessert First

ランニング時にマスク?

久しぶりにランニングへ。もう夏真っ盛りという天気で早朝から日差しが強く、気温も高い。海沿いを走っていると海風が気持ち良い。サーファーもたくさん海に出ていた。

134号線を気持ちよくランニングしていたら、向こうから来るランナーに指を差され、マスクをしろという猛烈なジェスチャーをされた。完全に無視し立ち止まる事なく走り去ったわけだが、なんて非常識なのかと気分が悪くなった。

最近ではマスクをしてランニングしている人もいるが、それは個人の自由であってマスクをすることに批判も賛成もしない。それは仕事上、コロナに対する恐怖心や警戒心というのは個人差が大きく、人それぞれだという事が痛いほどよく分かっているからだ。

マスクする事を強要しない。密な屋内やマスク着用をお願いされている場所では着用するべきであろう。しかし、なぜ炎天下での屋外のランニングでマスクを着用しろという意図を受け取らないといけないのか。

日本臨床スポーツ医学会・日本臨床運動療法学会、厚生労働省環境省は、「屋外運動時のマスクや口鼻を覆うものの着用は、基本的には推奨いたしません」「気温と湿度が高い場合、厚生労働省環境省熱中症予防の観点から、高温や多湿の環境下において身体に負荷がかかる運動や作業は避け、屋外で2メートル以上離れられるときは運動に限らずマスクを外すように求めています。」と声明を出している。

世界保健機関(WHO)は運動時のマスク着用を控えるべきだと表明。日本感染症学会なども一般向けに「ジョギング時のマスクは必ずしも必要ない」と提言した。

気持ちの良い晴れた日のランニング時に赤の他人からマスク着用を促されるのは、金輪際、御免被りたい。マスク着用はマナーで行うべきではない。あくまでも感染対策として行うべきである。そして人に強要してはならない。

真夏のランニング時のマスク着用は個人の考えで行うべきで、批判も賛成もしないが、推奨はされていないということは強調しておきたい。

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